
タイトル:
バテレン当て独楽 (bateren ategoma)
priest roulette-style top
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バテレンがテーマの独楽。16世紀にカトリック教の宣教師が日本に来始めた際、キリシタンはポルトガル語のPadre(パードレ)から派生し、父・神父を意味する言葉であるバテレンと呼ばれた。宣教師が渡来した初期の頃である当時、日本に来たのはほとんどがポルトガルからのイエズス会修道士であった。廣井先生は16世紀のバテレンのひだ襟のフリルを大袈裟に表現し、ローマ数字を描いて当て独楽の土台にした。当て独楽は独楽遊びの一種である。独楽の軸を回すと、バテレンの長い鼻が土台にある数字に止まるようになっている。
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廣井道顕:うんと、これがね何だっけな。ええと何つったっけな。バテレン。うん。バテレンの当て独楽。ランディス先生にバテレンって何だかって聞いたっけ、分からないって言われたんだな。なんか昔あの、キリストの人をそう呼んだみたいですよね。
ポーラ・カーティス:はい。十六世紀。
廣井:あぁ、十六世紀。えぇ、そんな昔なんだ。ふうん…
ポーラ:はい。十六・十七世紀。
廣井:あぁそんな古いのね。
ポーラ:はい。
廣井:でランディス先生分からないわけだな。へへへ。ああそうなんだ。その頃、のやつをこう、作ってたんだよね…の当て独楽でゲームするやつね。