
タイトル:
天狗とおかめ (tengu to okame)
tengu and okame
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天狗とおかめをテーマにした作品。天狗は日本の伝承において神や妖怪の仲間として扱われる伝説上の生き物である。鳥の姿をしていると考えられているが、鳥のような姿や人間のような姿の両方で表現されることが頻繁にある。天狗は14世紀頃から、特徴的な長い鼻を伴って表現され始めた。天狗はよく朱色の顔に長く伸びた陽物的な鼻がついている仮面を付けた姿で描かれる。おかめは日本の面によく使われる大衆的なキャラクターで、狂言や田楽の舞台や行事などでよく見られるものである。おかめは質素な表情の女性で、この独楽では天狗とともに生殖を象徴するものとして描かれているものと思われる。二つで対となる独楽であるが、同時に回すと天狗の鼻が常におかめとは逆の方向を向くので、まるで自分たちはカップルではないと言っているように見えるのが面白い独楽である。
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廣井道顕:これは―
ポーラ・カーティス:天狗ですね。
廣井夫人:うん天狗とおかめね。二つ並べてこう、一緒に回すとなかなか、お見合わないの。みんなそっぽ向いちゃうの。へへへ。
ジャネル・ランディス:Kids like that.