花咲ぢいさん

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タイトル:

花咲ぢいさん (hanazaka jiisan)
The Old Man Who Made the Dead Trees Blossom

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昔話の『花咲ぢいさん』がテーマの独楽。花咲ぢいさんには様々なバリエーションがある。そのうちの一つは、飼い犬をとても可愛がっていた老夫婦がおり、ある日その犬が自分の家の庭で金を掘り当てるという話である。それを嫉んだ隣のじいさんは、犬が宝のにおいを嗅ぎ分けるのだと考え、犬を盗み自分の家の庭を掘らせる。しかし犬が骨ばかり掘り当てるので、じいさんは犬を殺してしまい老夫婦には犬は勝手に死んでしまったと伝える。

老夫婦は犬が宝を掘り当てた場所であるイチジクの木の根元にその亡骸を埋めてやった。その夜、飼い主のおじいさんは夢を見る。夢の中で犬がイチジクの木を切って餅をつくための臼を作るようにおじいさんに告げる。おじいさんが言われた通りにすると、臼に入れた米が金に変わった。隣の住人はこれも見ていたので臼も盗むが、臼に入れた米は汚物に変わってしまったので、ばあさんがその臼を燃やし灰にしてしまった。その夜、犬はまた飼い主のおじいさんの夢に現れ、臼の灰をそばにある桜の木に振りかけるようにと告げる。おじいさんがまた言われた通りにすると、桜の木に花が咲き、そばを通りかかってそれを見ていた大名がおじいさんを称え、褒美を山ほど与えた。隣の住人は羨ましがり臼の灰を同じように撒こうとするが、大名の目に灰が飛んでしまい、大名はじいさんを牢屋に入れてしまった。牢屋から出てきたじいさんは、村から追放され住む場所もなくなってしまった。

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廣井道顕:で、こっちは何だ?あ、あぁ!花咲じいさんだ。ん?花咲じいさん?

廣井夫人:そうだよ、それ。

廣井:うん、そうだね。花咲じいさんね。

夫人:ぐるぐる回るの。上回すと。

廣井:ううんと、これは花咲じいさん。かわいがっていた犬を助けてやったらば、そのお礼で、あのう・・・ここ堀れワンワンってやつか。で、ここそこ掘ったら色々大判、小判が出てきて。であと、餅をついたらば、この餅が、ううん・・・黄金になったっていうのか。金になったの。であの、隣のいじわる爺さんが、それをあの、悔しがって。この臼と杵を燃やしてしまったのね。でその灰を、ここへ入れて、この花咲じいさんが、この灰を撒くと、あの枯れた木にも花がバッと咲いた。で、お殿様にえらく褒められたっていう。それ昔話ね・・・の流れでね。

 

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