福良すずめ

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タイトル:

福良すずめ (fukura suzume)
“plump sparrows”

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冬の福良すずめをデザインした独楽。廣井先生のお話によると、寒い時期になるとすずめは防寒対策のため羽の間に空気を入れて膨らませ、まん丸とした姿になるという。『膨ら(ふくら)』が良い意味合いの『福』と『良』という漢字に置き換えられ、縁起がいいものの一つとされている。独楽を回すと、小さなすずめが鳴いているような、チチチチチと音を出す。

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廣井道顕:で、これがね。

廣井夫人:雀。

廣井:福良雀って言って。

夫人:あの、福があるっていう。

廣井:冬、よく雀あのう寒いからこう膨らんでいるんですよね、雀ね。で、それをあのう福良雀って言って、漢字で書くと「福」が「良い」って書いて福良雀って言うの。であのう、やっぱり縁起がいいっていうことで。でこれは、こう回すとね、なんか、鳴いているような音が出るのね。小さくね。チチチチ、チチチチって。どういうわけで音が出るんだかは作った本人にも分らないんだけど。とにかく音が出るの。かすかにね、小さなって声で。で、雀は、なんか竹なんだね。雀のお宿だから。うちの雀は竹でなく、瓦に巣くってたけどね。

夫人:瓦に。

廣井:つづらくんねぇな、やっぱ。今度、くれたら小さいのもらうけど。大きいのおっかないから。へへへ。

ここでは『舌切り雀のおばあさん』の物語に出てくる内容を交えて話している

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