追かけ独楽

Click to enlarge.

タイトル:

追かけ独楽 (oikake koma)
“chasing top”

=====================

追かけ独楽は中央にある大きな独楽が二つの円盤状の小さな独楽を回転させるようデザインされている。円盤の独楽はとても軽く、回転しながらお互いを追かけ、時に後ろの円盤が前の円盤を飛び越え追い越す。廣井先生のお話では、このタイプの独楽では「ウサギとカメ」の童話がモチーフとして使われるのをよく見かけるが、以前はこの廣井先生の作品に描かれているように、犬に追かけられる泥棒がモチーフとして使われていたという。ビデオクリップでは、廣井先生が手ぬぐいを頭に巻いた日本の泥棒のイメージについてお話ししている。

廣井先生が独楽について日本語で説明している際のビデオとインタビュー記録はこのキャプションの下にあります:

***

廣井道顕:   この二番のこれは、あぁ、

廣井夫人:  追いかけ。。。

廣井:  泥棒と犬だな。

夫人:  うん、そうだ。

廣井:  あの追いかけ独楽。この間みた、あの、ぐるぐる回る、兎と亀が。

夫人:  兎と亀なんだけど今回は。前は泥棒と犬だった。

廣井:  これ、泥棒を犬が追いかけて、で、犬が泥棒を追い越しちゃった。

ジャネル・ランディス:   先生、日本の泥棒は〔のの〕手ぬぐいを、こうして

廣井: あ。そうそうそうそう。。

ジャネル:  こうして、それも書いてあれからかわいいの。

廣井: 泥棒かぶりってね、手ぬぐいでこう。

ジャネル:   They hide the face.

夫人:  MH: そう。

廣井: ここに手ぬぐいねえな。

夫人:  あるじゃん。赤いもん。

ジャネル:   That’s alright. It’s… oh. 私たちホテルから手ぬぐいをもらったね。

廣井: こうやってね。泥棒、なぜかね、こういうふうにして。(ties tenugui) ここの鼻の下で結ぶんだよな。

ジャネル:   あははは。

廣井: こうやってこうやって。こうやって入ってくる。それであのう、かっぱらったやつをこうやって、しょって、逃げる時に犬がワンワンワンワンと追いかけきてから、荒てて逃げる。ところが、この犬のほうが先に行ってしまう。

ジャネル:   His tale in Japanese. Robbery.

廣井: そういう、あの、ふざけた感じの。で、犬が追い越すとみんな手ばたきして喜ぶのね。ということ。