
タイトル:
どうだ、金太郎が鬼退治 (dōda, kintarō ga oni taji)
How about that! Kintarō Exterminated the Oni
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江戸時代(1600-1868年)が起源の伝説上のキャラクター、桃太郎を表現した独楽である。桃太郎の伝説には様々な種類の話があるが、どの話でも桃太郎は巨大な桃から生まれ、桃を見つけた老夫婦に育てられている。後に遠くの島にいる鬼を退治するために家を離れ、その道中で出会った話しのできる犬、猿、キジを鬼退治の仲間に引き入れる。どの話でも桃太郎が鬼を倒し、鬼の親玉を捕らえ、宝を持ち帰って育ての親である老夫婦と幸せに暮らすという終わり方をしている。
この作品では金太郎も登場する。金太郎は超人的な力と勇気を兼ね備えて生まれたとされる伝説的な人物として日本の民話で語り継がれている。廣井先生は伝説的なキャラクターとその物語を掛け合わせて作品を作った。鬼退治をするのは本来なら桃太郎であるが、この作品では桃太郎が桃の中にいる間に、金太郎が鬼を退治してしまっている。桃太郎は自分が鬼を倒そうと思い桃から出てきたが、金太郎が先に鬼を退治してしまっており、残念そうにしている。鬼も金太郎の脚に噛みついている。
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廣井道顕:でこれはね、ほんとは桃太郎が鬼退治に行くんだけどその前に桃太郎の前に金太郎が鬼を退治してしまった。と鬼の側は悔しくなって桃太郎*の足にかぶりついてるし、桃太郎は桃の中から首出して、こりゃ参ったっていうような顔をして。でこれ回すとやっぱりこうグルグルグルって回って。桃太郎*が得意なってると。で鬼退治されてがっかりして、子供が悔しがって噛みついてるし。桃太郎出番がなくて困ってるの。