
タイトル:
犬公方 (inu kubō)
dog shogun
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犬の顔をした将軍の独楽で、徳川家(1600-1868年)第五代将軍、徳川綱吉のあだ名を使った遊び心あふれる作品である。徳川綱吉の時代には、有名な生類憐みの令をはじめとして、庶民に向けた一連の法令が制定された。生類憐みの令は病畜を捨ててはならない、鳥や亀などを食料として売ってはならない、犬を殺してはならない、などの規定をした法令である。犬を殺した者は、それが例え野良犬であっても極刑となった。このような法令を作ったために『犬公方』というあだ名を付けられるに至った。
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廣井道顕:あ、これは犬公方だ。犬公方って・・・あのう、徳川、時代にあの、生類憐みの令っつってあの、犬を殺すと、だめだって。
ポーラ:家継。(※犬公方と呼ばれたのは家継でなく、第五代将軍、徳川綱吉)
廣井夫人:うん。犬公方って言われてた。それをこう、象った。江戸っ子だからここやってね。へへへ。逆らったんだ。