
タイトル:
平伏 (heifuku)
prostration
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日本・中国文化において人気のある人形、福助を表現した独楽である。日本での福助の歴史は十九世紀(江戸時代)頃にさかのぼる。当時は遊女屋や茶屋で幸運をもたらすシンボルとしてよく祭られていた。以来広く使われるようになる。典型的な福助は平伏しているときに正座をしている。廣井先生は福助の頭と刀を胴体から取り外し可能にすることで二つの独楽になるように作った。
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廣井道顕:でええと、こいつは平伏か。これふくふく福助。福助がへへえと、こうやって、平伏しているところなんだね。でこれ取っ、これ刀ね。これ頭取って、頭も独楽になるし、この胴体もこうやって取る―
廣井夫人:そう。全部さしてる。
廣井:独楽が二個になって回る。