舌切り雀のおばあさん

タイトル:

舌切り崔のおばあさん (shita kiri suzume no obaasan)
“the old woman who cut the sparrow’s tongue“

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『舌切り雀のおばあさん』または『舌切り雀』のお話が題材の独楽である。廣井先生の説明では、おばあさんに関することが主であったが、典型的なストーリーでは、おばあさんとその夫の両方が登場する。木こりのおじいさんは、優しく正直な人柄であるのに対して、妻のおばあさんは横暴で欲深い。ある日、おじいさんが山で仕事をしている際に傷ついた雀を見つけ、手当てをしてやるために家へと連れて帰る。おばあさんは雀のために食べ物を無駄にすると腹を立てた。それでもおじいさんは雀を介抱してやった。ある時、おじいさんは仕事のため、雀をおばあさんに預けて出かけた。エサをやらずに魚釣りに出かけた おばあさんが家に戻ると、雀が糊をすべて食べてしまっていた。怒った おばあさんは雀の舌を切り家から追い出した。

仕事から戻り雀がいなくなっていることを知ると、おじいさんは山へ入って行った、そして他の雀たちの助けを借り、可愛がっていた雀を探し出す。雀たちはご馳走をふるまい、歌や踊りでお じいさんを歓迎した。おじいさんが帰る際に、お土産に大きなつづらか小さなつづら、どちらか選んで持って行くように雀たちに言われた。優しい おじいさんは運び易さも考えて、小さなつづらを持って帰ることにした。家に着いて、つづらを開けてみると中にはたくさんの宝物が詰まっていた。それを見た欲深いおばあさんは山に戻り、雀のお宿を探し出すと、大きなつづらをよこすよう言った。家に着く前につづらを開けてはいけないと言われていたが、宝が見たくて仕方がなかった。道中でつづらを開けてしまうと、中から飛び出してきたのは毒蛇やお化けだったので、おばあさんはビックリしてひっくり返り、山から転げ落ちてしまった。

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***

廣井道顕: これがねやっぱり昔話の舌切り雀の…あれこのお化け、あぁ、こっちに隠れてっか。

廣井夫人: うん。

廣井:三つあるはずなんだよな。あのう、舌切り雀が…

夫人:おばあさん。

廣井:おばあさんが、あのう、糊を、昔は、反物なんかを糊をつけてこうピンと張って、こうなんていうの、しわにならないように。昔アイロンつうのないからね。それでこう、しわ伸ばしてたところに、その糊を雀が食べたために、あの、このおばあさんが舌を切ってしまったのね、雀の。で、ところがその…雀たちがこの、逆におばあさんを雀のお宿へ招待するわけ。ほんで、あのう雀の舌を切れたのは、あのう、ほうっておいて、色々お世話になりましたから、帰りにお土産をあげますって言って、大きな葛篭(つづら)と小さな葛篭、どっちがいいがいいですかって、言ったら、その、欲張りだから、大きいの、もらって、それで、しょって行ったら途中でこのお化けが出てきて。で、おばあさんが腰をぬかして、大慌た、慌てして。こう回すと、これがこうガタガタガタガタってなってね、お化けがこう、こういう風に回るんだよね。で、おばあさんが腰ぬかしてこんなになってるように見えるのね。で、昔話の舌切り雀で。

 

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